FX取引では、短期取引スタイルとは別に、中長期で金利差(スワップポイント)で収益を積みたてる取引スタイルもあります。
その場合、欠かせないのは、コツコツ積立のもととなるスワップポイントが高い通貨(高金利通貨)を選択します。 高金利通貨には、主に新興国通貨が中心となりますが、コツコツ投資を考える場合には、一定の経済規模や基盤があり、主要国との貿易関係などが強く、経済成長見通しが強いほど安心できます。
FX取引で人気の高い高金利通貨には、南アランド/円(ZAR/JPY)、メキシコペソ/円(MXN/JPY)、トルコリラ/円(TRY/JPY)、オフショア人民元(CNH/JPY) があり、経済・政治的な安定度から、代表格の南アランド/円、メキシコペソ/円、オフショア人民元が上田ハーローでは取引できます。
南アフリカ、メキシコは世界経済のなかで地域的なハブとなっている国であり、グローバル経済の成長加速、インフレ期待や景況感が高まれば、両国の政策金利が引き上げられる可能性も今後高くなり、スワップポイントもより魅力的になるでしょう。少額資金から始められる中長期投資を考えてみませんか?
資源国、そして金産出国として有名な南アフリカ共和国。
資源算出品目としては、金の他に、ダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、石炭、銅、クロム、マンガンなど豊富な鉱物資源を誇っています。その他にも、最近では南アフリカワインの人気も高まっており、ケープタウン付近で特に盛ん。
アフリカ経済の雄の面では、グローバル経済の一つとして、欧州自動車メーカーなどの進出も多く、自動車輸出は南ア向けのみならず、輸出も多い。上記の点を踏まえれば、主要国経済が好調であれば、資源需要も含めて、物価・GDP見通しも改善される方向になります。
2016年のメキシコGDPは、フランスに次いで世界11位。(IMF統計調べ)。ラテンアメリカではブラジルに次いで2位。メルコスールと南米共同体のオブザーバーであり、経済協力開発機構(OECD)、アジア太平洋経済協力(APEC)、北米自由貿易協定(NAFTA)にも加盟している。
カリブ海沿岸地域を中心にして油田が多く、石油を大きな外貨獲得源のほか、南アに次いで金産出国で、銅鉱山も有名。NAFTA締結後は、日本だけではなく、欧州の自動車メーカーなど安価な労働力を生かしてアメリカやカナダ向けの自動車や家電製品の生産が増加。最近では、トランプ政権からの圧力もあるが、対米依存度がかなり高いため、NAFTA加盟国以外との経済連携を進めている。
Data:World Economic Outlook Database
2017年以降は、IMFが2015年データを基とした予測数値。
各国発表データを基に当社作成。
貿易及び企業活動の点で、南アフリカはアフリカ・アジア向け輸出拠点、メキシコはアメリカ大陸拠点として有望な国です。
欧米経済が回復基調の中、それぞれの拠点の強みを生かして、経済成長及び金融政策も上昇する可能性が高くなります。
中長期の資産形成として、新興国通貨の雄、南アランド・メキシコペソを考えてみませんか?
為替水準では2012年の円高時期に次いで、其々の対円での通貨水準は低く、中長期のエントリー水準としては検討の余地はあるかと思います。
最近では、基軸通貨の国のアメリカでさえ、リスク要因として見られる市場環境。新興国通貨も特有のリスクがあります。
南アフリカ…2019年の次期総選挙は、ラマポーザ副大統領就任の見通しが高い中、南ア経済を左右する国際資源価格(プラチナなど)、国内経済要因を、クリアできるかが今後のポイントとなりそうです。
メキシコ…期待感が高いロペス・オブラドール新大統領が、トランプ政権が掲げるメキシコ国境の壁問題、NAFTA(北米自由貿易協定)交渉などの難題を打破できるかどうか。サプライチェーンという点で在メキシコ外資系企業の動向にも注目です。
南アランド/円、メキシコペソ/円は少額での必要保証金でFX取引が可能です。
ドル/円(USD/JPY)の場合には、1万通貨の必要保証金は約43,000円必要(2018年4月16日時点)ですが、南アランド/円の場合は、約2,500円、メキシコペソ/円の場合は約1,650円となり、ドル/円の取引と比較して約15分の1の金額で取引が可能です。
外貨保証金取引(FX取引)はレバレッジ効果により資金効率を高めることもできますし、保証金をコントロールして、レバレッジを低く抑えた方法であれば、スワップポイントを外貨預金的な投資としても活用できます。
2018年4月16日現在
必要 保証金 |
スワップポイント | 360日時点レバレッジ投資効率 | |||||||
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1日 | 30日 | 180日 | 360日 | 1倍 | 3倍 | 10倍 | 25倍 | ||
1万ランド(ZAR) | 2,500円 | 11円 | 330円 | 1,980円 | 3,960円 | 4.80% | 14.40% | 48.00% | 120.00% |
10万ランド(ZAR) | 25,000円 | 110円 | 3,300円 | 19,800円 | 39,600円 | ||||
1万ペソ(MXN) | 1,650円 | 8円 | 240円 | 1,440円 | 2,880円 | 4.90% | 14.77% | 49.23% | 123.08% |
10万ペソ(MXN) | 16,500円 | 80円 | 2,400円 | 14,400円 | 28,800円 |
※必要保証金は100円未満切り上げ
※スワップポイントは日々変動いたします。上記表は1日分を、各期間に換算した場合です。
※国内ネット銀行での外貨預金金利(参照)は、南アランドで1.5-5%、メキシコペソで1.5-4%です。
南アランド(ZAR)/円 | メキシコペソ(MXN)/円 | |
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表示コード | ZAR/JPY | MXN/JPY |
必要保証金 |
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日次ポジション維持保証金 | 取引の額(想定元本)×4% | |
常時ポジション維持保証金 | 取引の額(想定元本)×1% | |
一回当りの最高取引額 | 100万通貨単位 | 200万通貨単位 |
最小取引額 | 1万通貨単位 | |
現受渡し | 不可 |
※ 法人口座につきましては、必要保証金などが一部異なります。