トルコショック(トルコ通貨危機)

【よみ】
とるこしょっく(とるこつうかきき)
【英名】
Turkey Shock(Turkish currency crisis)

トルコショックとは、2018年8月10日(金)に起きたトルコ共和国の通貨リラの暴落を指す。また、通貨リラの下落を受けた新興国通貨の流動性低下や、トルコに多額の資金を投入していた欧州金融機関の債務焦げ付きが指摘されたことで株価が下落するなど、一連の金融市場の混乱を指す場合もある。

トルコリラは日本時間15時過ぎに、米トランプ政権が警告通りトルコから輸入する鉄鋼・アルミニウムへの関税を2倍へ引き上げると発表すると、10分足らずで対ドルで5.79リラから6.20リラまで、対円も19.15円から17.79円まで共に14%強急落。

10日1日で見ても対ドルで5.55リラから6.87リラまで24%近く急落、対円でも20円から16.10円まで20%弱急落した。

当時は1万リラのロングポジションを保有すると1日辺り80~100円のスワップポイントが受け取れていたため、日本の個人投資家はこぞってロングポジションを高レベルで保有していたが、リラ急落でポジション維持が不可能になり、多くの投資家が投げ売りしたことで下落に拍車がかかった。

ちなみに、米政権による制裁は、2016年10月にトルコで起こったクーデーター未遂事件に絡んで、アメリカ人牧師の関与が疑われトルコ当局に身柄を拘束されたことへの報復措置であった。

トルコリラ円日足チャート出所:上田ハーローFX「UHチャート

2021年2月5日 更新