テーパー・タントラム

【よみ】
てーぱー・たんとらむ
【英名】
taper tantrum

テーパー・タントラムとは量的金融緩和(QE)の縮小を表す「テーパリング(tapering)」と癇癪を意味する「タントラム(tantrum)」を組み合わせた造語。2013年5月に起きたバーナンキショックの際に作られた。

2013年当時、市場が予想していなかったタイミングでの量的金融緩和(QE)の縮小(テーパリング)をバーナンキFRB議長(当時)が示唆したことにより、それまでの量的金融緩和を支えにした資金の流れが癇癪を起したように急激に変わり、金融市場に大混乱をもたらした。

2021年4月現在、2020年に起きた新型コロナウィルスのパンデミックによる経済への影響を最小限に留めようと米連邦準備理事会(FRB)は大規模な量的金融緩和策を採っているが、ワクチン接種の進捗もあり米経済は急速に回復の兆しを見せている。そのため、市場ではテーパリングの早期開始観測が台頭しているが、FRBは2013年の反省からテーパー・タントラムが発生し、経済に影響を与えないように慎重にテーパリング開始時期を見極めようとしている。

2021年4月7日 更新