円高

【よみ】
えんだか
【英名】
Strong Yen

円高とは、ドルやユーロといった外貨に対して日本円の相対的価値が上昇することを指します。言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の数量が多くなることです。海外旅行をする際に、日本円を外貨に交換するとしましょう。1ドル=100円の時に1万円をドルに交換すれば、100ドルになります。ですので、ニューヨークで1個=1ドルのチョコレートを100個買うことが出来ます。しかし、1ドル=90円のときには約111ドルに交換でき、チョコレートは111個購入することが出来ます。

つまり、円高は輸入依存の高い日本にとっては、エネルギーや原材料、海外製品を割安で購入できることになり、消費者にとってはメリットが大きく、輸入業者にとっても収益を増やす機会となります。一方で、輸出業者にとって円高は自社製品が割高となり、価格競争力が落ちてしまうため、過度な円高は輸出業者にとっては好ましいものではありません。

ちなみに、戦後、ドルに対してもっとも円が高くなったのは、2011年10月31日につけた1ドル=75円32銭です。欧州債務問題が尾を引くなか、東日本大震災による本邦勢の対外資産圧縮やFRB(米連邦準備理事会)による量的緩和第3弾(QE3)への警戒心から、資金が円に集中した結果でした。

2021年4月15日 更新