補完的レバレッジ比率(SLR)

【よみ】
ほかんてきればれっじひりつ
【英名】
Supplementary Leverage Ratio

補完的レバレッジ比率(SLR)とは、 米国の金融機関の資本規制の一つ。2008年のリーマンショックの反省から、金融危機下でも損失を十分吸収できる資本を積むよう、グローバルに活動する総資産2,500億ドル以上の大手行を対象とした資本規制で、レバレッジ比率をさらに厳しくしたもの。分子に普通株式や内部留保からなる中核的自己資本(Tier1)、分母に自己資本、貸出し・国債を含む保有有価証券、デリバティブ取引などオフバランスの「エクスポージャー額」を置いて計算する。大手銀に対し、最低基準は5%に設定されている。

FRB(米連邦準備制度)は2020年4月、コロナ危機対応としてレバレッジ比率の分母から米国債と準備預金を外す、規制緩和を1年の時限付きで導入した。この規制緩和により米銀は資本を積まずにバランスシート拡大が可能となり、それにより銀行は仲介機能やマーケットメーカー機能を維持しやすくなり、ひいては市場の安定に寄与した。ただし、同緩和措置は2021年3月末で終了した。

2021年4月7日 更新