リスクオフ

【よみ】
りすくおふ
【英名】
risk off

リスクオフとは、経済成長の先行き不安が高まったり、戦争の勃発や懸念などの地政学的リスクが上昇した際に、投資家が保有するリスクのある株式などを売り比較的安全な資産とされる国債や金(Gold)などに資金を移動させること。リスク回避ともいわれる。

外国為替市場では「有事のドル買い」とも言われるように、リスクオフの相場では米ドルや日本円が買われやすい傾向がある。また、永世中立国でもあり、経常黒字国などの理由からスイスフランも「安全資産」として位置付けられており、リスクオフ時には買われる傾向がある、

また、キャリートレードの巻き戻し(投資した資産を売却し、調達した通貨に戻す)も、円やスイスフランがリスクオフ時に買われる一因となっている。

2020年の新型コロナウィルスのパンデミック(世界的拡大)により、金融市場がパニック状態に陥った際は、リスクオフを超える「究極のリスクオフ」が手持ちの現金と決済資金を確保するために投資資産を現金化させる動きを強め、通常のリスクオフ時には買われる国債も売られて世界の基軸通貨でもある米ドル買いが強まる状況となった。

対義語:リスクオン

2020年7月7日 更新