悲惨指数

【よみ】
ひさんしすう
【英名】
Misery Index

悲惨指数とは、1960年代にリンドン・B・ジョンソン米大統領(当時)の経済諮問委員会委員長でもあった経済学者のアーサー・オークンによって考案された、経済や国民生活の悲痛さを示す指数の事を指す。

悲惨指数は失業率とインフレ率を足して算出される(悲惨指数=失業率+インフレ率)。悲惨指数が高いということは、インフレ率の上昇や失業率の上昇を意味し、一般的に悲惨指数が10を超えると国民の経済政策に対する不満が高まり、政権の継続が困難になるとされる。

戦後の米国で悲惨指数が一番高かったのはジミー・カーター大統領時の1980年6月の21.98(失業率7.6%+インフレ率14.73%)。スタグフレーションに悩ませられていた当時の米国は、のちにボルカーショックと呼ばれる大規模な金融引き締めを行い「インフレ退治」を行った。

また、2020年の新型コロナウィルスのパンデミックの際には米国の悲惨指数も3月の5.94から4月には一時的に15.03(失業率14.7%+インフレ率0.33%)まで跳ね上がったが、同年末には8.06まで低下した。

Economic Discomfort Index(経済的不快指数)と呼ばれることもある。

2021年5月19日 更新