IMF(国際通貨基金)
- 【よみ】
- こくさいつうかききん
- 【英名】
- International Monetary Fund
- IMFとはInternational Monetary Fund(国際通貨基金)の略称。
1944年7月に米国ニューハンプシャー州ブレトンウッズで行われた国際連合の会議(ブレトンウッズ会議)で創立を決定し、1947年3月に業務を開始した国際機関のことを指し、現在190か国が加盟している。
- 主な目的は、国際通貨制度(世界中で相互取引を行う上で不可欠な為替相場制度や多国間決済制度のこと)の安定性を確保すること。
- そのために、加盟国の為替政策をサーベイランス(政策監視)と呼ばれる制度を通じてモニタリングし、国際収支が著しく悪化した加盟国に対して融資を実施することを通じて、
- 1)国際貿易の促進
- 2)加盟国の高水準の雇用と国民所得の増大
- 3)為替の安定
などに寄与している。
またIMFは世界的な見通しについては世界経済見通し(World Economic Outlook:IMFのエコノミストによる短期及び中期の世界経済の発展に関する分析で、通常年に2回発行される)にて、金融市場に関してはグローバル金融安定性レポート(Global Financial Stability Report:半年ごとに国際金融市場の評価を行い、新興市場の資金調達問題に取り組んでいる)で定期的に分析を行っており、これらのレポートの注目度は高い。
2020年12月23日 更新