フォワード取引(先渡取引)
- 【よみ】
- ふぉわーどとりひき
- 【英名】
- Forward Contract
フォワード取引とは、将来のある時点に、ある商品を予め定めた価格で売買することを約束する取引を指す。先渡取引とも呼ばれる。相対で行なわれ、現物決済が原則で、期日には商品を受け取る代わりに代金を支払い取引を終了させる。
また、スポット・レート(直物相場)から、2国間の金利差によって決まる直先スプレッドを加減したレートがフォワード・レート(先渡しレート)となる。フォワード・レートがスポット・レートと比 して割安であることをディスカウント、割高であることをプレミアムという。
似たような言葉に先物取引があるが、こちらはフューチャーズ・コントラクト=Futures Contractと呼ばれ、現物商品のやり取りをせずに原則、差金決済で完結する取引を指し、デリバティブ取引の一つ。
例外はありますが、一般的には商品を受渡す現物決済なら先渡取引、商品を受渡さない差金決済なら先物取引に大別できます。
2021年2月9日 更新