ファミリーオフィス

【よみ】
ふぁみりーおふぃす
【英名】
Family Office

ファミリーオフィスとは、顧客を取らずに家族や一族の資産のみを管理・運用する投資会社をいう。米国においては、2010年7月21日に成立し、翌7月22日から適用された米ドット・フランク法(ウォール街改革および消費者保護法)で、顧客数15人以下のヘッジファンドなどプライベートファンドのアドバイザーがSEC(米証券取引委員会)への登録が必要となった一方、有価証券への投資助言を家族構成員にのみ提供する会社で、家族の事業体が100%所有する会社をファミリーオフィスとして定義し、SECへの登録義務化が見送られた。

そのため、規制回避目的でヘッジファンド・マネジャーらが投資会社をファミリーオフィスに転換するようになった。世界には1万以上のファミリーオフィスがあるとされ、運用資産総額は6兆ドル(約660兆円)を超えると推定されている。

また、資産運用は共通したニーズであるが、財団の設立・運営、美術品の管理、プライベートジェットの管理など幅広い業務を、資産管理のプロ、弁護士、税務の専門家、会計士、コンサルタントと契約して事業を行うファミリーオフィスもある。

2021年4月5日 更新