ECB(欧州中央銀行)

【よみ】
いーしーびー
【英名】
European Central Bank

ECBとはユーロ圏19ヵ国(2021年1月現在)の統一的な金融政策を担う中央銀行で、European Central Bankの略。本部はドイツのフランクフルト。

1998年6月1日に設立され、ユーロ圏の物価安定を目的として金融政策の策定と実施、為替操作などを行い、欧州統一通貨であるユーロの発行を行う。ユーロ圏の金融政策は加盟各国の中央銀行に代わってECBの政策理事会が決定し、各国の中央銀行はその指示に従い金融調節を行う。

金融政策の運営方針は物価の安定が経済成長や雇用の増大に資するとの考えの下、第一義的な目的は物価の安定を維持すること。ただし、ECBは物価安定の目的に反しない限りにおいて、欧州共同体の全般的な経済政策(経済成長や雇用の増大等)を指示することになっている。ECBにおいての物価の安定とは、インフレ上昇率を「2%に近い2%未満(below but close to 2%)」と定義されている。

ECBの役員会は総裁・副総裁・4人の専務理事で構成されており、ECBの金融政策の決定を行う政策理事会(ECB理事会)は、この役員会メンバー6人とユーロ圏19ヵ国の中央銀行総裁の25名で構成される。※2021年1月現在は専務理事が3名となっており、政策理事会は24名で構成されている。

ECB理事会は2015年1月から6週間毎に開催され物価上昇率(インフレ率)を目標に近付けるために金融政策を決定。会合後に総裁・副総裁が定例記者会見で詳細を説明する。米ドルの次に取引高の多いユーロの金融政策決定会合のため、記者会見への注目度も高い。

2021年2月1日 更新