コロナショック

【よみ】
ころなしょっく
【英名】
coronashock

コロナショックとは、新型コロナウイルス(以下「新型コロナ」へ省略)の感染が中国に留まらず、欧米へと範囲を広げ、中国や欧米の景気減速から、世界経済への不透明感が株価の乱高下を誘い、市場全体が不安定となっていた中、2020年3月9日に週明けの原油価格が急落、株価とドル円も急落したことを指す。また、新型コロナが世界規模での大流行(パンデミック)を見せ始めた2月下旬から3月中旬頃までのドルの下落期間を言う場合もある。

コロナショックが起こった要因の一つは、新型コロナの影響で原油需要の減少が予想されていた中、3月5日の石油輸出国機構(OPEC)総会で日量150万バレルの追加減産が合意されていたが、6日にOPEC非加盟国との間で行われた協議(OPECプラス)では、ロシアが減産に反対して決裂、9日早朝にサウジアラビアが原油増産の意向を示し、原油価格が急落したこと。

新型コロナ関連の様々な出来事を受けて、外国為替相場では、FX個人投資家のストップロス、ヘッジファンドの投げ売り、有事のドル買い、金融資産の現金化(ドル買い)、期末に伴うレパトリなどが交錯。ドル円は同年2月20日に1ドル=112.21円から3月9日に101.15円へ下落、さらには3月24日に111.70円へ上昇と、わずか1か月間で2019年の変動幅(104.43円~114.53円)を超える振幅を持つなど、荒れ模様になっている。各国株価指数も3月上旬には軒並み前日比10%以上続落、サーキットブレーカーが発動される場面もあった。

ドル円日足チャート(画像をクリックまたはタップすると拡大します)
ドル円日足チャート
出所:上田ハーローFX「UHチャート

新型コロナ関連の主な出来事
2019/12   中国湖北省武漢市において最初の集団感染が確認
(この時点では仮称で「SARS-CoV-2」)
2020/01/30 世界保健機関(以下「WHO」へ省略)、「世界的な緊急事態」を宣言
2020/02/05 ダイアモンドプリンセス号(日本寄港)、検疫開始
2020/02/11 WHOが新型コロナによる肺炎を「COVID―19」と命名
2020/03/06 世界の新型コロナ感染者数が10万人を突破
2020/03/06 OPECプラス、原油減産交渉決裂
2020/03/11 WHO「パンデミック」を宣言
2020/03/13 米国、「非常事態」を宣言
2020/03/16 欧州、シェンゲン協定に基づき、国境封鎖を開始
2020/03/18 世界の新型コロナ感染者数が20万人を突破
2020/03/24 世界の新型コロナ感染者数が40万人を突破
2020/03/24 国際オリンピック委員会(IOC)、東京オリンピック・パラリンピック延期発表

2020年6月12日 更新