キャリートレード

【よみ】
きゃりーとれーど
【英名】
Carry Trade

キャリートレードとは、FXでは金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買う取引のことを指しますが、広義では、金利の低い通貨で投資資金を調達し、相対的に金利の高い国の国債や金融商品などで運用する取引のことを指します。また、資金の調達通貨のことをファンディング通貨といいます。

例えば、金利の低い円を借りて、その資金でドルを買い(通貨までの場合もある)、そのドルで米国債に投資するなどです。

日本のFX投資家の間では、自国通貨の「円」が長期にわたる低金利のため、キャリートレードとは意識せず「円」を売り、高金利通貨を買う取引が行われてきました。これは「キャリートレード」の代表例とされ「円キャリー」とも呼ばれます。

「キャリートレード」は主に景気拡大期で市場のリスク許容度が拡大する場面では、高金利通貨買いが活発化し、反対に景気減速期で市場のリスク許容度が縮小する場面では、金利差も小さくなり、キャリートレードは解消に向かいます。他方で、市場リスク許容度が急激に縮小する場面では、安全資産と言われる円やドルに資金がシフトすることで、キャリートレード解消が円高のひとつの要因にもなり得えます。

具体的には、2008年のリーマンショックの発端となるサブプライムローン問題が顕在化する2007年夏前は世界的な景気拡大期で円キャリーも活発でしたが、リーマンショック発生後はリスク資産の解消(現金化)や安全資産への戻しなど、日本のFX投資家のキャリートレードの解消が長期の円高に繋がりました。(図参照)

 

2020年6月23日 更新