仲値決済

【よみ】
なかねけっさい
【英名】

仲値決済とは、輸出や輸入企業が平日の午前9時55分に公表される仲値を元に行う外国為替取引の事を指し、取引相手企業に支払うために日本円を米ドルに両替したり、取引先企業から支払われた米ドルを日本円にすること。

金融機関は仲値決済に持ち込まれた取引(外貨買いと外貨売り)を相殺して余剰分を外国為替市場で調達することになる。その際に、外貨が不足している状態を「仲値不足」、外貨が余っている状態を「仲値余剰」と言う。

仲値不足になりそうな場合は、金融機関は予め仲値前にドルを調達するためドル円はドル高に振れやすく、反対に仲値余剰の場合は金融機関が仲値前にドルを売るためドル安に振れやすい。※不足、余剰の額にもよる

日本企業は米ドル建てで輸出入の決済を行う割合が高く(※表1参照)、輸入業者が仲値決済を利用することが多い。また取引先への支払日がゴトー日(5と10の付く日)に設定されていることが多いため、ゴトー日には金融機関は不足している米ドルを仲値前に調達するので、ドル円相場に影響を与えることも少なくない。

表1:貿易取引通貨比率(輸入)

2021年5月13日 更新