為替チャート・FXチャートとは?
為替チャート・FXチャートとは、過去の為替レートを、価格や時間を軸としてグラフに書き表したものです。
過去の為替レートを視覚化してみることで、相場の流れを把握することが可能となります。
過去をもとに将来を予測したり、見た目の形から今後を予測したり、テクニカル分析を行ったりすることができます。

ロウソク足
チャートは、いろいろな方法で表現されますが、日本ではロウソク足で表現されることが一般的です。
ロウソク足とは、値動きをロウソクの形で表したもので、4本値(始値、終値、高値、安値)で形成されていります。
1日の値動きを1本のロウソク足で表す日足の他に、分単位で表す分足、月単位で表す月足、年単位で表す年足などがあります。
短期型トレードの場合なら「1分足」や「5分足」を中心に、中長期型なら「日足」や「週足」、「月足」を参考にする方が多いようです。
始値より終値が高い場合は陽線と呼ばれ、始値より終値が低い場合は陰線と呼ばれています。相場の強弱や方向性を視覚的に示してくれます。

トレンドの把握
トレンドとは、一般的にマーケットの動く方向性を意味しますが、直線的ではなく、ジグザグな動きを展開します。
トレンドには、上昇トレンド、下落トレンド、横ばいトレンドの3つがあります。

- トレンドライン
- トレンドの傾向をわかりやすくするための補助線をトレンドラインといいます。
トレンドの転換点を見極めるのに役に立つのがトレンドラインです。 - サポートライン(下値支持線)
- 安値同士を結んだ線をサポートライン(下値支持線)といいます。
サポートラインを超えて相場が下落すると、トレンドが転換したとして、相場はさらに下落する可能性が高くなり、反対に、サポートラインを下に抜けることができないと、トレンドが継続しているとして、相場はそこから上昇する可能性が高くなります。 - レジスタンスライン(上値抵抗線)
- 逆に高値同士を結んだ線をレジスタンスライン(上値抵抗線)といいます。レジスタンスラインを越えて相場が上昇すると、トレンドが転換したとして、相場はさらに上昇する可能性が高くなり、反対に、レジスタンスラインを上に抜けることができないと、トレンドが継続しているとして、相場はそこから下落する可能性が高くなります。
- サポートライン、レジスタンスラインは共に心理的な節目として注目され、それぞれのラインを上抜けるか、下抜けるかで相場の勢いが判断できます。

移動平均線
移動平均線とは、過去の一定期間の終値の平均値をだして、それをつないだ線のことをいいます。
テクニカル指標の中でもっともポピュラーなもので、トレンドの判断など、さまざまな売買の判断の際に使用されます。
代表的なものに「グランビルの法則」「ゴールデン・クロス」「デッド・クロス」などがあります。
- 移動平均線での売買のポイント
- ①移動平均線の向きを利用
下向きから上向きに変わった地点が買いのポイント
上向きから下向きに変わった地点が売りのポイント - ②期間の異なる移動平均線を利用
短期移動平均線が中期移動平均線または中長期移動平均線の下落速度が大幅に遅くなった状態、もしくは、その後の横ばい状態のときに、下から上抜いた時はゴールデン・クロスとなり、買いのポイントになります。 - 【逆のケース】
短期移動平均線が中期、または中長期移動平均線の上昇速度が大幅に遅くなった状態、もしくはその後の横ばい状態に上から下抜いた時はデット・クロスとなり、売りのポイントになります。

- 移動平均線の詳しい解説は下記をご確認ください。
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